ヤマザキマリさんの「仕事にしばられない行き方」を読んで、簡単なあらすじや感じた事をレビューしたいと思います。
仕事について悩みのある方にぜひ読んでもらいたいです^_^
自分は何をしたいのか?と悩んでいる方におすすめ
今は色々な働き方がありますね。
でも選択肢が増えた分、働き方について悩んでいる方も多いと思います。
この本は改めて働くことの意味について考えたい。仕事の選び方について悩んでいる、といった方に読んでもらいたいおすすめの本です。
働くことの意味とは?
働かないとお金は稼げない。
お金を稼ぐために働く?
人生を充実させるために働く?
お金の為、義務だから、人生の暇つぶし、自分の楽しみ。
仕事をしている方は、働くことの意味について一度は考えたことがあると思います。
この本の著者であるヤマザキマリさんは、野垂れ死ぬような貧困生活、大ヒットした漫画家時代、海外生活での経験を活かし語学を教えたり、テレビリポーターなど何でもやった10足のわらじ状態時代、と様々な経験があります。
「突っ走るように生きてきた」と自身も語る性格で、色々なことを経験してきたからこそ、仕事についてその時々に真剣に考える機会が多かったのだと思います。
働くことついて悩んでいる方にとって、改めて自分を見つめなおすキッカケになるような本だと思います。
仕事はやりたいことかお金のためなのか、どちらを選ぶか悩んでいる
これから働く人、または現在の職場から転職しようか悩んでいる人にとって、仕事の選び方は悩みが尽きないですよね。
「やりたいことで生きていけ」
なんて昨今言われることが多いですが、そもそもやりたいことが見つからない。
賃金が高いからと選ぶ仕事か、賃金は低いけどやりがいがある仕事か。
結局は完全にどちらかを選ぶことはできず、上手く折り合いがつく部分を探すのがベストなのだと思います。
自分で経験してそれを探していくことが第一ですが、ヤマザキマリさんの様々な状況下においての考え方やその時々の感情は、とても参考になります。
「自分はどんな仕事をして生きていきたいか」
そんな悩みをもつ方にぜひ読んでみてほしいです。
著者の紹介
大ヒット映画「テルマエ・ロマエ」の著者です。
映画は私も見ましたがかなり面白かったです。見た方も多いのではないでしょうか。
阿部寛さんが良い味を出していましたよね。
もともと漫画家ではなく画家志望で、17歳でイタリアへ留学し10年程油絵の勉強をしていました。
その後帰国し漫画家としての仕事や、大学講師、語学講師、はたまたテレビ関係の仕事で温泉リポーターなど様々な職種を経験しています。
ヤマザキマリさんと母親との関係
ヤマザキさんのお母さんは、女手一つで仕事をしながらヤマザキさん姉妹を育てました。
もともとはお嬢様育ちで引っ込み思案な性格でしたが、ある時「音楽」と出会い、
「私はこれで生きていく」
と子供(ヤマザキさん姉妹)を連れて、実家の神奈川県から札幌交響楽団へ入団するため北海道へ移り住みます。
そんな経緯もあり、大人しかったころとは別人のようにたくましく強くなっていきました。
決して裕福ではなく余裕のない生活であったこともあり、「あれが欲しい!」という子供に対して、本当に必要な物なのかと上手に伝えていきました。
でもただ単に節約するばかりではなく、本当に欲しいものや必要なものはとことん吟味してから買う。
お金についての考え方は、お母さんの生き方から影響を受けたものが多そうです。
まとめ
文章も読みやすくどんどん引き込まれてあっという間に読めてしまうと思います。
前述したような悩みをもつ方にとってとても勇気がわくような内容ですので、興味のある方は是非読んでみて下さい。