お料理好きな方にはおなじみのストウブ。
私もずっとストウブに憧れていて、1つだけですが持っています。
ル・クルーゼが良いか?ストウブが良いか?と悩んだけど、私はストウブ派です!
5年以上使っていますが、ほんとに「買ってよかった!!」と思えるキッチングッズのひとつです。
ストウブってどうやって使うの?
ほんとに料理が美味しくできるのかな~?
そんな疑問を持つ方に参考になればと思いまとめてみました。
ストウブとは?
無水調理ができるフランス製の鍋
ストウブ(staub)とはフランスで作られた鋳物ホーロー鍋です。
もともとはプロの料理化のために作られたお鍋で、家庭でも使いたいという声から家庭向けのものも販売されるようになったそうです。
フタの裏にピコと呼ばれる突起がついている
フタの裏にはピコと呼ばれる突起がついています。
食材から出た蒸気がこのピコを伝って旨味を含んだ水滴となり、再び食材に戻ります。
厚手の鍋なので熱伝導率も良く、煮物などを作るのに適しています。
ストウブとル・クルーゼの違い
ホーロー鍋の購入を検討する時、どちらかと言えばル・クルーゼのほうがメジャーかもしれないですね。
私もル・クルーゼも良さそうだな~。どう違うのかな?
と色々と調べた経験があるので、ストウブとル・クルーゼと特徴をあげてみたいと思います。
ストウブの特徴
まずは今回のおすすめ鍋、ストウブの特徴をあげてみます!
ガッチリとしたカッコいいデザイン
ストウブはル・クルーゼと比較すると全体のフォルムはガッチリと男前な感じ。
キッチンにあると置いてあるだけでテンション上がります。
プロっぽいカッコいいお鍋が良いという方にピッタリです。
カラーもレッドやブルーなど色々ありますが、どれもシックな色合いで大人っぽい印象です。
鍋の中はザラっとした黒マット・エマイユ(ほうろう)加工。
細かな凹凸があり、お肉などを焼いた時こびりつきにくくなっています。
縦長のオーバル型などがある
魚や固まり肉を丸ごと入れて調理しやすい「オーバル型」もあります。
パーティなどで、料理を鍋ごとテーブルに出して取り分けるのに便利そうですね。
とうもろこしを切らずに丸ごと一本蒸すのにも良さそうです。
無水料理が出来る
ストウブはフタが重く、食材から出た蒸気を逃がさずお鍋の中に封じ込めます。
食材の水分だけで調理ができる「無水料理」ができます。
無水料理は水を入れないので味が薄まらず、素材の味がギュッと詰まり料理が美味しくなります。
水に溶けだしてしまうビタミンなどの栄養も逃しにくいそうです。
ル・クルーゼの特徴
ストウブとよく比較されるル・クルーゼの特徴です。
実際に使ったことはないので使用感はお伝え出来ないのですが、違いを見てル・クルーゼの方が良さそうかも~と感じた方は違うサイトで調べてみて下さいね!
カラーバリエーションが豊富で可愛いデザインが多い
ル・クルーゼは雑誌などでカラフルな鍋がよく紹介されていますね。
ストウブもカラーが選べますが、ル・クルーゼは淡いピンクなどパステル系などのカラーも多く取り扱っています。
ハート型やパンプキン型、お花の形など、可愛らしい形や優しい色合いのお鍋が欲しい!という方はル・クルーゼが良さそうです。(パンプキン型などはストウブにもあります)
お鍋の中は白のつるっとした「サンドホーロー」のものと、黒の細かな凹凸がある「ブラックマットホーロー」があります。
お鍋の中が白いと、食材の色が見えやすく調味料などが調整しやすいですね。
ストウブは黒マットなので、白の方が使いやすいという方にはル・クルーゼの方がおすすめです。
ハートの形も可愛いです。
フタは軽めで密封性が低い
ル・クルーゼのフタはドーム状で、3か所に突起がありそこから蒸気が出てきます。
ストウブと違って密封性はないのですが、吹きこぼれが少なく「スチームコントロール」という蒸気を鍋の中で滞留させて素材の旨味を濃縮させるという構造になっています。
ストウブと比較するとフタが軽いので扱いやすいと思います。
ハート形など可愛いデザインを選びたい方や、重すぎない鍋が良いという方はル・クルーゼの方が良いかも
ストウブのオススメなところ
ストウブは愛用して7、8年は経つと思います。
ストウブは魅力いっぱい!!
使ってみないとわからない部分も多いので、個人的に使ってみての意見をいくつかあげてみました!
いつもの料理が美味しくなる
なんてことない蒸し物、いつものカレーやシチュー、肉じゃが。
ほんとに美味しくなるので「魔法の鍋!!」だとほんとに思ってます。
ストウブで炊いたご飯も最高!!
子供たちから「美味しい!」と言ってもらえる時、「緑のお鍋のおかげだよ~」と答えてます(笑)
揚げ物の時に使ってもカリっと美味しく出来上がります。
見た目が可愛いのでテーブルにそのまま出しても見栄えがいい
カレーやシチューなど鍋たっぷりに作って個々にテーブルで取り分けたい時などに、テーブルにどーんと置いても様になります。
我が家はおでんやお鍋もストウブを使用しています。
パーティーなんかで使っても良さそうですよね。
そのままオーブンに入れることも出来ます。
保温性が高く料理が冷めにくい
厚手の鍋なので冷めにくいです。
シチューやおでんもいつまでもホカホカで食べることが出来るのが嬉しいです。
ご飯を炊いてお代わり用にテーブルに置いておいても良いですね。
ストウブのちょっと使いづらいところ
ストウブは使用頻度も高く使いづらいというほどではありませんが、人によっては使いづらいかもという部分をまとめてみました。
重いので持つのが大変
ストウブは本体もフタもとにかく重いです!
我が家のストウブは、ココット(ラウンド型)直径24cmです。
計ってみたら、本体が4.4キロ、フタだけで1.6キロでした。
フタだけで軽いダンベルを持ってるような感じです。
本体だけでも重いのにスープなど入れたらさらに重くなるので、重量が気になる方には使うのが辛いかも。
でも見た目が可愛いのでコンロ上に出しっぱなしなことが多いんですけどね。
取手や鍋全体が熱くなる
ストウブは加熱すると、本体もフタの取手も全て熱くなるので素手では触れません。
中身を確認したり、持ち運ぶ時にはミトンが必要です。
慣れてしまったので私は全く気になりませんが、ちょっと面倒な点になるかもしれません。
ストウブで作ると美味しくなるレシピ
ストウブを使ったレシピはネットや本にたくさん載っていますが、なんだかオシャレな料理ばっかり・・・
子ども達はあまり変わった料理を好みません(^-^; 旦那もですが。
普段よく作るカンタンな料理で、ストウブで作ってみたらすごい美味しい!と感じた料理をご紹介します。
肉じゃが
材料を炒めて、調味料を入れます。
肉じゃがは煮物なので通常はお出汁や水なども入れますが、味付け用の調味料だけで大丈夫です。
砂糖やみりん、醤油などの調味料の水分だけで蒸す感じで作ります。
ストウブで作った肉じゃがは普通の鍋で作ったものと全然違います!
とにかくお芋がホクホク!!玉ねぎは甘くてとろ〜り!
筑前煮
筑前煮も肉じゃが同様の作り方で。
水分は調味料のみです。
お肉はふっくら、野菜は柔らかく味しみしみで美味しいです。
豚バラと白菜のミルフィーユ煮
白菜は水分が沢山出るので、お水は不要です。
豚バラ肉と白菜を交互に重ねて入れて、粉末だし少々かけて火にかけるだけ。
白菜から旨味たっぷりの水分が出て、水を入れてないのにすごい水分出てる!とびっくりします。
ポン酢をかけるとさっぱりして沢山食べられます。
ご飯を炊く
上手に炊くにはちょっとコツがいりますが、炊飯器で炊くご飯よりストウブで炊くご飯はもっちりふっくら美味しいです!
料理でストウブを使ってしまうので、なかなか炊飯用に使えないのが残念。
炊飯用のストウブも欲しいな〜
ストウブのお手入れ方法は大変?
お手入れが面倒だと使うのがイヤになってしまいますね。
ストウブは琺瑯鍋なのでサビがつきやすく、お手入れに少しコツがいります。
でも面倒くさがりな私でも問題なく使えているので、とても簡単です!
でもお気に入りのストウブなので、お手入れも苦にならないですよ(^^)
シーズニング
ストウブを始めに使用する時、鍋の内側に油を少量ぬり2分ほど加熱します。(煙が出ない程度)
このシーズニングをすることで、こびりつきやサビつきを防げます。
定期的にシーズニングをやると良いそうです。
フタもサビてしまう事があるので、フタのふちの部分にも油を少しぬっておくと良いですよ。
といいながら、私は最初のシーズニングはしましたが定期的にはやっていません。
とにかく洗ったらよく乾かすこと!
これは気を付けています。
あとはシーズニングは面倒~という時は、揚げ物をしてしまえばシーズニング代わりになるので、焦げ付きやすくなってきたなというタイミングで揚げ物につかうのもおすすめです。
上の写真は我が家のストウブですが、だいぶカサカサこげこげ・・・
そろそろさすがにシーズニングしようと思います。
重曹で焦げ付きをとる
シーズニングしてても、火力が強すぎたりするとうっかり焦がしてしまう事もあります。
鍋底に焦げが付いてしまったら、重曹を入れた水を沸かしてしばらくグツグツ煮ると、焦げが簡単にスルっと落ちます。
たわしなどでゴシゴシこすると鍋が傷むので注意!
長年使っているので、だいぶ底面が焦げ付きやすくなってきました。
焦げ付いてしまった時はこの方法で今でも綺麗な状態を保てています。
水に溶かした重曹で鍋の外側を軽くこするとまわりもピカピカになりますよ。
まとめ
ストウブは一度使うと虜になりいくつも集めてしまう人が多いそうです。
その気持ちはほんとによくわかります!
見た目も可愛いし機能性も抜群で、沢山そろえたくなってしまいます。
値段が高いのでなかなか難しいですが、ご飯用、形違いの物など、機会があればねらってます。
ストウブを使うとお料理が楽しくなりますよ~(*^^*)