子供の頃から本が好きで本棚に沢山の本が並んでいます。
なんとなく本を見渡してたら、
私ってハッピーエンドの本読まないな笑
っていうかほぼ人が死んでいく話ばかり…。
別にそーゆう趣味ではないんですが…笑、
暗い話とか不思議な話が昔から好きだった気はします。
そんな怖い系の本を色々と読んできた経験から、怖いけど面白い、ゾクゾクする、考えさせられる、なんて本をピックアップしてみました。
有名なものばかりなので知ってる方も多いとは思いますが、ちょっと怖い本が読んでみたいという方はぜひ見ていってくださいね。
ネタバレしない程度にご紹介します。
※直接的な表現、グロい表現などはないですが、少しでも苦手な方はご注意ください。
「芋虫」 江戸川乱歩
まずは王道、江戸川乱歩から。
小学生の頃少年探偵団シリーズにハマり、この話も小6で読んでしまいました。
小学生にはかなり刺激的(^^;
小学生の頃から読み込んでかなりボロボロ…。
戦争で手足を失い、まるで芋虫のような形状で生きている男性とその奥さんの心情を綴った話です。
最後のシーンはかなり衝撃的だけど、愛情と切なさも感じます。
ちなみにレビューを見ると角川版は伏せ字が多いようです。
私の持ってる新潮文庫は伏せ字はないです。
「人間椅子」 江戸川乱歩
こちらも江戸川乱歩の作品。
舞台などでも演じられています。
その名の通り、椅子の中に人間が入っているという話。
憧れの奥様の椅子に、誰かが入っている…。
不気味さも感じながら最後の結末までぜひ読んでほしいです。
「地獄変」 芥川龍之介
芥川龍之介の本は蜘蛛の糸くらいしか読んだことなかったのですが、こちらも最近読んでみました。
こちらもかなり衝撃の結末でした。。。
ある殿様に仕える、少し不気味な絵師が主人公。
その絵師である「良秀」は素晴らしい画家なのですが、実際に見たものでないと納得のいくものが描けない。
殿様に命じられた「地獄変」を描くために、良秀が見た光景、その時の心情。
芸術のためにそこまでするとは!!!
「私を離さないで」 カズオ・イシグロ
ノーベル文化賞を受賞した有名な作品なので、内容も知ってる方も多いかもしれないですね。
これは・・・今まで感じたことのない読後感。
優しい、淡々とした文章なのが余計に怖いというか、辛いというか。
作品に入り込んでしまって、しばらく現実に帰ってこれませんでした。
日本版のドラマも見ましたが、原作の世界観を壊さずとても良かったです。重く暗いけど・・・。
〇〇賞受賞という話題の本はあまり好みじゃないものが多いんですが、これは読んでよかった。
「ドクラマグラ」 夢野久作
正確にいうと読んだことはなく、読んでみたい本なのですが。
マンガ版を読みました。
「読んだら気が狂う」「異常小説」なんて呼ばれるこの作品、マンガ版でも私にはよくわかりませんでした(^-^;
いつか原作の方にもチャレンジしてみたいと思います。
「海と毒薬」 遠藤周作
実際にあった生体解剖事件を題材とした話。
これまた辛い苦しくなる話・・・。
「俺はやってない。見てない。」
もし私が主人公の立場だったら、と考えると、同じような行動をしてしまうのかなぁ。
日本人の心の弱さを描いた小説です。
「ミノタウロスの皿」 藤子・F・不二雄
S(少し)F(不思議)な短編マンガ集です。
最初の「ミノタウロスの皿」が一番考えさせられます。
人間と牛が逆になった世界が舞台。
主人公(人間)は理不尽さを感じながらも、(牛に)言い返せない。
人間がしてることって当たり前ではないですもんね。
他の話も面白いです。
絵はドラえもんタッチですが、かなり大人向け。
まとめ
一気にまとめてみると、しんどい話ばかりでした(笑)
興味があれば心に余裕がある時に、ぜひ読んでみてください。