我が家には小・中・高校生がいます。
読書には読解力が身に付き、想像力、共感力がつく。
そんな様々な効果があるとは言われているけど、無理に本を読めとは言いたくないですね。
私自身、昔から本が好きで読書によるメリットは感じてたので、子どもには読書好きになってもらいたいと思ってました。
そんな気持ちから、子どもが小さいころから習慣づけていたことがあります。
上の子が高校生になり、子育て経験16年を経て・・
- 3人の子どもは本好きに育ったのか??
- 読書が好きになるように習慣づけていたこと
実体験をふまえてどんなことをしてきたか、結果としてどうだったかをまとめてみました。
これから子どもに本が好きになってもらいたい!という親御さんの参考になれば幸いです。
小さい頃の読書習慣は読書好きにつながる
身もふたもないですが、結論としては子供の性格による(笑)です。
性別にもよるかもしれません。
我が家で実践してみての結果はこんな感じです。
結論
- 本が大好き、または本を読むのは嫌いではない(読もうと思えば読める)子に育った
- 子どもの性格にもよる
- 国語の成績は普通~良い
- 3人とも情緒は安定している
必ず本好きになるという確証はないものの、わりと読書好きな方に育ったかなという印象です。
たとえ今本を読む習慣がないとしても、「活字嫌い」でなければ、いずれ本を読もうという気持ちになった時にすんなりと入れるのではないかとも思います。
本なんて大嫌い!
活字なんて無理無理!
とならないだけでも大成功?なんじゃないかと、私は思っています。
自分の子どもを褒めるようで何ですが、3人ともに共通して言えることは情緒は落ち着いていると思います。
色々なお話に触れることで共感力がついたのだと思います。
気になる国語の成績は?というと、普通くらい。
国語だけではなく、数学でも理科でも文章を理解する能力がないとそこからつまづいてしまいますよね。
本を読む習慣がつかなくても、大人になっていざ勉強したいと思ったときに活字嫌いで困らないように「本を読むことができる」力がついてほしい。
そんな願いはまぁまぁ通じたようです。
ただし子どもによって差はあったので、3人はそれぞれどのように育ったか、詳しく書いていきたいと思います
難しい本も読むことが出来るようになった ~長男の場合~
小学生の頃は私が読み聞かせをした「憲法」についての小説がなぜか気に入り、ボロボロになるまで読み込んでいました。
憲法について優しく書かれた小学生高学年向けの本でしたが、小学2年生の頃から毎日学校に持っていき読んでいたようです。
その後「夢をかなえるゾウ」の冒頭だけ読み聞かせたら大ハマリ。
ビジネス書ですがテンポ良いお笑い調なので興味を持ったようです。
今でも新刊が出るたび制覇しています。
他にも「ぼくらの七日間戦争シリーズ」を買いそろえたり、男の子にしては本を読む子だったと思います。
高校生になった現在、正直読書習慣はないですね。
ただ学校の課題などの難しそうな本でも、苦になることなくすらすら読んでいるようです。
絵本、漫画、図鑑が好きだけど長い物語を聞くことが出来る ~次男の場合~
次男はとにかく絵本が大好き、同じものを何度も読み聞かせさせられました。
自ら字を読むのは好きではないようで、とにかく読んでほしいとねだるので小学生高学年近くまで読み聞かせをしていたと思います。
絵本と言っても結構長いお話の絵本が好きでした。
「注文の多い料理店」は何度読んだことか・・・
結末が衝撃的だったよう。
「リンドバーグ」もかなり長い物語。
ネズミが飛行機を作って旅をするストーリーはワクワクします。絵も繊細で綺麗で、飛行機が好きな男の子にハマりそう。
2冊とも言葉遣いが心地よく読んでいる私も楽しかったのですが、寝る前に読んでいたので長い話は大変でしたね。
小学生になってからも、やはり活字は苦手なようで漫画がメイン。
「伝記もの」や「ドラえもん科学ワールド」「サバイバルシリーズ」など学習漫画は大好きでくり返し読んでいました。
ドラえもんは私も大好き。漫画の中でも学びがありますが、章の最後にとりあげたテーマの詳しい解説があります。
サバイバルシリーズも勉強になりますね。
「チャーリーとチョコレート工場」は小説ですが、自分では読もうとせず最後まで読み聞かせしました!
毎日ちょっとづつ、大変でしたがそんな時間も楽しいものでした。
小さいころから自ら本を読む 国語も得意 ~長女の場合~
長女は2歳くらいの頃から、簡単な本を音読していました。(字を読んでいるのではなく覚えている)
言葉がでるのもとても早かった印象です。
といっても、これは女の子特有といったものもあるでしょうね。
3人の中では一番読書好き。
小学生になった今も学校の図書館で借りてきて、色々読んでいます。
「あらしのよるに」がお気に入り。オオカミと羊が仲良くなる可愛いお話です。
「春はあけぼの」小さい頃から音読していました。この絵本は絵柄が可愛いので女の子が喜んで見るかも。
昔ながらの古典は意味は分からなくても言葉のリズムが良いようで、3人で競って暗記していました。
今は銭天堂シリーズにはまっています。
アニメでも放映していますねー。
小学校での国語のテストは比較的良いですね。
語彙力も小さいころから豊富で、悪く言えば口達者?
そんな言葉分かるの?と驚くことが多いです。
子どもが本を読む習慣をつけるために実践したこと
「本を読みなさい」と一度も言ったことはありませんが、そこそこ読書する子どもになったと思います。
無理強いはしないけど、こっそり(こっそりがポイントです)
本を読む習慣がつくように母が仕向けた内容をご紹介します。
リビングに本棚を置いておく
すぐ手の届くところ、目につく場所に本棚を置く
小さい頃はほとんど家族とリビングで過ごしますよね。
子ども部屋にたくさん本を置いても、あまり本を手に取らないと思います。
我が家ではリビングのテレビの横に本棚を設置。
テレビはもちろん大好きですが、テレビを消した時、何もすることがなく暇な時に本をパラパラとめくっていました。
本棚は無印良品のパルプボードボックスを使用しています。
単体でも組み合わせても使えるし、見た目もシンプルで軽くて使いやすいです。
各部屋の棚を無印良品のパルプボードボックスで統一しているので、部屋のレイアウト変更も柔軟に出来て便利。
細いタイプもあります。
こっそり少し難しめの本もまぜておく
子どもが選んだ絵本の中に、対象年齢よりちょっと早いかな?というものや大人向けの本も一緒に置いておきます。
なかなか自分では選ばないような本でも、本棚に置いてあるとじっくり読んでいることがあります。
辞書や図鑑も一緒に並べておく
何か調べものがある時、学校での自主学習の時などに辞書や図鑑があると便利です。
重たいのでこれも簡単に手に取れる、リビングの本棚に一緒に入れておきます。
テレビで見て何か気になった時、進んで自分で調べるようになりました。
読み聞かせをする
仕事で疲れてなかなか毎日は読めなかったことも・・・。読みながら自分がウトウトしてたり(笑)
出来るだけ毎日読み聞かせをすることで、言葉の理解力が深まり親子のコミュニケーションも図れたと思います。
何度でも読んであげる
子供は毎日同じの読んで!とせがみます。
親にとっては飽き飽き、たまには違うのも読もうよ~と感じてしまいます。
でもやっぱり本人が読んでほしいものを読んであげたほうが喜ぶし、「読書は楽しい」という心が育つだろうと何度も繰り返し読み聞かせをしました。
本を読むことは「役に立つもの」ではなく「楽しいもの」だと思って欲しいです。
小説も読み聞かせをする
何歳だからこれ、と決めつけず、話の内容が理解できそうかな?と思ったら大人向けの小説でも読み聞かせました。
絵がないから集中しないかなーとも思いましたが、案外しっかり聞いています。
親の演技力も高まる?(笑)
読むのも大変ですが、なかなか楽しいひと時を過ごせます。
お気に入りの本を買ってあげる
本は高いのでたくさんは買えないですよね。
我が家も図書館がメインです。
でもやっぱり図書館で借りたものと家にある自分の本は別物。
家にある本は何度も繰り返し読むし、何より「自分の大切な本」という意識があるようです。
古本屋でちょこちょこ買ったり、たまには本屋で好きなものを選ばせてあげたり。
3人ともお気に入りの本は学校に持って行ったりしています。
図書館へ行く
子どもに選ばせる
2週間に1度、20冊ほど借りてきます。
私だけで行って子どもの興味のありそうな本や図鑑などを借りるか、子どもが行ける時は一緒に行きます。
その時、対象年齢が低い絵本ばかり選んでも文句は言わない。
これは意識しています。
心の中では「まだそんなの読むの?」と突っ込んでますが、好きに選ばせる。
気づいたらそのうち年齢に合った本を選ぶようになっていきました。
親も読書を楽しんでいる姿を見せる
これも結構重要ポイントだと思います。
親が本を読まずにスマホやテレビばかり見ていたら、本が楽しいものだとは感じてもらえないですよね。
私はもともと本が好きなので意識していたわけではなかったのですが、テレビを消して本を読んでいると子どもも一緒に本を読んでいることが多い印象でした。
おすすめの本を教える
私の実体験なのですが、母がやはり読書好きでおすすめの本をよく教えてくれました。
自分の知らない本でも読んでみようかな~と読書の幅が広まりました。
特に長女は読書好きなので、もう少し大きくなったらおすすめの本を教えてあげたいですね。
本を読みやすい環境を作り楽しさを教えれば、子どもは本を読むようになる
本は役に立つから読んだ方がいいよ!と言葉で伝えるより、
- 本を手に取りやすい環境を作る
- 本は楽しいものだという事を教える
こういった意識を持って取り組むと、子どもは本を読む習慣がつきやすいです。
読書の習慣をとるのもなかなか大変ですが、親が自ら手本を見せていきましょう。